スーパー32X
発売日・1994/12/03 メーカー・SEGA 定価・14800円

ドリキャスまでのSEGA最新機種(笑
メガドライバーにはもうお馴染みの周辺機器
海外をメインに見据えて発売された感が強く、国内ではあまり普及しませんでしたがそのポテンシャルは結構高く、少ないながらも発売されたソフトの中には目を見張る物も多数存在します。サターンのCPU「SH-2」を流用して開発されたかなり強引なパワーアップブースターです。

SEGAの気まぐれ(汗)でこの世に生み出された悲運のハードですが、その魅力の一部でも紹介できればと思います。


発売日からして不運(笑)
皆さんに質問です・・・
「SEGAの最新ハードは?」と聞かれれば100人が100人とも「ドリームキャスト」と答えるでしょう、しかし「ドリキャスの一個前に発売されたハードは何?」と聞かれるとなんと答えるでしょう?「サターン」・・・サターンは何回かモデルチェンジを行っておりますが初回の発売日は「1994/11/27」です、」しかしスーパー32Xの発売日は「1994/12/03」なのです。

なんとサターンよりも後に発売されているんです。しかしメガドライバーは同時発売の「スペースハリアー」の完成度に驚愕し、今後のSEGAの方針(SSも32Xも発売していくと言った嘘っぱち)を信じて購入したのです!

「12/3」この日に聞き覚えがありませんか?
そうです!あの国民機「プレイステーション」と同じ発売日なのです(^^;この時点から何か怪しいオーラを感じ取った人も少なくないでしょう・・・

32X発売当時の(予定)ラインナップは結構多く、32XCDソフトのタイトルまで発表されていたんですよ(^^;
もう勘弁して欲しいですね、マスターシステムの当時から受け継がれているSEGAの体質なんでしょうけど(毒)

ゲームはハードで遊ぶもんじゃない!
そうです!ゲームはソフトが肝心なんです。
どんなに凄いハードだろうとソフトが無ければ売れないのは明白です。32Xは国内発売総数が18本と悲しくなるほどの本数ですがその内容は充実しており、完成度の高いソフトが目白押しです。
下で紹介しているのがその国内販売された32X専用ソフトの一覧です。

この当時のSEGAの戦略は「解る奴だけ付いてこい!」みたいな男気を感じたのですが、これは私だけでしょうか?同時発売のラインナップは当時発売された「プレイステーション=リッジレーサー」「サターン=バーチャファイター」の路線に対抗するにはあまりにも弱いラインナップに見えるでしょう、見えて当然です(笑)しかしメガドライバー(メガドライブのソフトをこよなく愛する人たち)のハートを掴むにはバーチャやリッジではなく「完全移植」のスペハリやアフターバーナーの方が魅力的に写ったのです!「コアなマーケットに供給するソフト=本物のゲーム」みたいな戦略上、ユーザーを極端に選ぶハードとなってしまったのは悲しい歴史ですが、万人に受けることだけを考え動いている今現在のSEGAからは到底想像できない姿でしょう。

国内では発売されなかった32XCDソフトも海外では数本ですが発売されています(ほとんどはバーチャルシネマ系のゲームですが・・・)しかし国内では日の目を見なかっただけに悲しさも100万倍です。日本では32XCDソフトとして開発されていたソフトの数々がそのままMEGACDソフトとして発売されたり、ノンテクスチャーだからあえてサターンではなく32Xで移植すると言い切った「ウイングウォー」は結局発売中止だし・・・せめてもの罪滅ぼしとばかり気合いの入った移植っぷりを見せた「バーチャファイター」がコンシュマー史上最強の出来だったりしておりますが(^^;安くて一生遊べる「V.R.DX」から高いながらもその完成度にうっとりの「ステラアサルト」ソニックが出てこないのにソニックシリーズ「カオティクス」SEGAAGESで発売されてお役御免の「スペハリ&ABC」等々いけてるソフトが目白押し(汗)クソゲー率はきわめて低い良いハードだと思いますよ(^^;;;;

国内販売32Xソフトリスト
海外では・・・
当時の日本でのメガドライブの状態は燦々たる物で、とてもメガドライブの延命策取ることの必然性は感じられなかったと思います。しかしその原因の一端が海外にあるのです・・・

「GENESIS」この名前はご存じでしょう、そうメガドライブの北米バージョンの名前です。ご承知の通りGENSISはアメリカでかなりのシェアを誇りあのSNES(スーパーファミコン)と真っ向勝負を繰り広げていたのです!日本ではメガドライブをサッパリと切り捨て次のマシン「サターン」に全力を傾けたいものの、海外ではそのシェアが仇となり切り捨てるわけには行かなかったため「GENESIS32X」の発売が行われたとも言われています。

新しいマシンへの移行と言うのはいつの時代にも行われて来たことですが、今までトップシェア(並びに同率トップでも)など取ったことのないSEGAの苦悩と混乱が垣間見える話ですね。32X効果かどうかは知りませんが(^^;北米でのサターン事業は大失敗に終わり、早々と撤退してしまったことを考えると、いかに新機種への引継が難しい事なのか知ることが出来るでしょう・・・(合掌)
丁度海外の話が出ましたので・・・
「エリアプロテクト」嫌な言葉ですね〜(笑)32Xソフトにももちろんエリアプロテクトは存在します・・・がしかし本体自体にはプロテクトはかかっておりませんので、GENESIS本体にスーパー32Xを接続してGENESIS32Xソフトを遊ぶのには何の問題もありません。ただし国内ハードにてGENESIS32Xソフト(プロテクト有り)ソフトを遊ぶときには少々注意が必要です。通常のGENESISソフトを動かすときは「カートリッジ→メガキー等→本体」なのですが、このつもりで「GEN32Xカートリッジ→メガキー等→32X本体→本体」と繋いでしまうと動きません、この場合は32X本体と本体の間にメガキーを入れないと起動しないのです。
かなり不安定でフリーズも多いので大変です(^^;MD1なら簡単な改造で「GENESIS」として起動することが出来ますので、改造してしまうのも一つの手ではあります。
国内版のソフトの中には海外ハードで立ち上げると、タイトルが代わって海外版として起動するソフトも結構あります。パラスコードやサイバーブロール等がそうですが、結構新鮮味があったりしますのでお得かも知れません。
逆に海外版を日本の本体で起動させると、まんま日本語版になってしまうソフトも存在します。GENESIS32Xソフトは比較的安価に入手できますので、下手にプレミアの付いた日本版を買うよりはよっぽどましかと思われます。
最後に
いや〜、どうなんでしょうね(爆)現時点での流通価格は2000円程度と思われますが、何か一本どうしても遊びたいソフトがあり、なおかつ入手が可能ならば全然お買い得な一品でしょう。

それを抜きにしても、内容物を考えれば十分お得だと思います。
「MD2用ACアダプター」「MD2用モノラルAVケ−ブル」「MD1→MD2変換コネクタ」「32X本体」どう考えてもACアダプターとAVケーブルだけでも2000円の価値はあると思います・・・がそれ以上に使い道の多いのが「MD1→MD2変換コネクタ」です。

本来の使用法は32X接続ケーブルの変換が目的なのですが、ご存じの通りMD1のコネクタとそれ以前のMS・MK-3等は一緒の規格のコネクタを使用しています、コレで察しが付くと思いますが(笑)MD2専用の周辺機器(XMDシリーズやサンタのS端子等)をMS等で使用するのに打って付けのケーブルなのです(笑)

しかしどうなんでしょうね〜(2回目)。私がこのハードを買うきっかけは「SEGAサターンマガジン」紙上で「ウイングウォー」の移植発表だったのですが、お蔵入り後もサターンで移植される訳でなく、ましてや生ポリゴンのゲームなどドリームキャストで作って貰えるわけでなく、結局闇に葬り去られてしまったわけですが、こんな事を何回繰り返せばあの会社はまともになるんでしょうね・・・(SSのソニックザファイターズを忘れたとは言わせんぞ!)


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